副師長の約6割が「私なんかが管理職で良いのだろうか」と感じている
管理の仕事は知識を当てはめるだけでは務まらない
全国の副師長を対象としたアンケート調査*では、「私なんかが副師長を務めて良いのだろうか、と不安になることはありますか?」という質問に、約6割が「よくある」「まあよくある」と回答しています。
ほとんどの管理者は、認定看護管理者教育をはじめ、様々な研修に積極的に参加しているはずですが、それでも不安に思う管理者が多いのはなぜでしょうか?それは看護管理の仕事が、学んだ知識の中から正解を選んでそのまま当てはめれば務まるというものではないことを、看護管理者の皆さん自身が実感されているという証拠だと思います。
管理者のノウハウを最大限活用できる仕組みづくりを
かといって、これまでは現場の管理者の具体的なノウハウが共有される機会もあまりありませんでした。
医療・看護業界は多くの変化にさらされやすい業界ですが、コロナ禍の直撃を受け、変化はますます激しくなっています。刻々と移り変わる現実に対応するためには、試行錯誤しながら何度も改善し、少しずつ現実をより良いものにしていかなければなりません。そのためには、他の管理者のノウハウを参考にしたり、過去の様々なデータを活用したりするやり方へとシフトしていく必要があります。